滑らかなサッカーボールは軌道が不安定になる
表面が滑らかなボールは、空気抵抗が急増する「抗力危機」によって軌道が乱れます。これを防ぐため、最新のボールには深い溝や凹凸が施されています。
ワールドカップで使用されるサッカーボールの空気力学テストにより、飛行の安定性を決める最大の要因は表面の質感であることが判明しました。一見、表面が滑らかなほど速く飛ぶように思えますが、実際にはある程度の速度に達すると「抗力危機」と呼ばれる現象が起きます。空中での減速に伴い空気抵抗が急激に増大し、ボールが予期せぬ方向に曲がったり落ちたりするのです。2010年大会の「ジャブラニ」が、選手から「魔球のような動きをする」と酷評されたのは、パネル数が8枚と少なく表面が滑らかすぎたことが原因でした。
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