人工ナノディスクが捉えた抗体とウイルスの「握手」
発明
微小な人工膜がワクチンの成否を分けるポイントを可視化し、ウイルスを阻止する「ミクロの握手」の瞬間を明らかにしました。
ワクチンの開発は、長らく「影との戦い」でした。科学者たちは治療が効いたかどうかは分かっても、その具体的な仕組みまでは把握できなかったのです。研究チームは、ウイルスたんぱく質とほぼ同等である直径わずか10ナノメートルの人工ディスクを開発しました。これにより、抗体がHIVやエボラウイルスなどの病原体を物理的に捕らえる様子を、リアルタイムで観察できるようになりました。