一人の男の引き際が、数世紀にわたる君主制を阻んだ
歴史
アメリカ初代大統領は、終身制を望む国民の声を退け、自ら権力を手放すことで民主主義の礎を築きました。
1796年、ジョージ・ワシントンは王権の時代には考えられない行動に出ました。権力の座から自ら退いたのです。8年の任期を終えた彼は、3期目の就任を拒否しました。大統領が終身制になれば、植民地が命懸けで脱した君主制に逆戻りしてしまうと危惧したからです。